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死んでも治らない

風邪の画像
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こんにちは、ちはるです。

弁護士秘書時代の話を
時の流れとともに
キレイサッパリ忘れる今日このごろ。

いやー、自分でも感心するほど
忘れてるんだな、これが。笑

人間てうまくできてます、ほんと。

でもたま〜に唐突に
思い出すこともありましてね。

これは私がボス弁護士の事務所に
勤めだして1〜2年の頃の話です。

ボス弁護士が急遽
2〜3日入院することになって
その対応に追われたことがありました。

入院って言っても
事件とか事故絡みの話じゃなくてね。

詳しく言うとアレなのですが
要はボス弁護士の自業自得な原因
大事を取って…的なもんです。

間の悪いことに、その直前に
新しい破産管財事件を受けたばかりで
初動のすることてんこ盛り。

受任中の事件も当然ある。

裁判期日や打ち合わせの調整もあり
事務局もかなり疲弊しました。

にもかかわらず、、、

自業自得のくせしてボス弁護士は
入院先の病院からわざわざ
当たり散らしてくるわけですよ。

冗談抜きで5分置きぐらいに
メールしてくるんです。

こっちはこっちで色んな対応をしてるので
即返信できなかったりするんですけど
そしたら次は電話が鳴る。

で、延々イヤミイヤミイヤミ…

自分の体が自由にならないから
腹が立つんでしょうけどね…

オマエの自業自得だろーがッ!!!!

私たちはアンタの
おかあさんじゃねぇんだよッ!!!!

イヤミを言う前に
「迷惑をかけて悪いね」ぐらい
言えんのか、オマエはーー!!!!

…と、何度ボス弁護士からの電話を
叩きつけて切ってやろうと思ったか…

よく耐えた私。エラい(セルフ褒め)。

そんな時、事件を共同で受けている
別の法律事務所のK先生から電話が。

K先生には今回の入院で
代わりに色々動いてもらうことになり
その報告の電話だったのですが、

「K先生、この度は本当にすみません。
お忙しいのに大変だったのでは…」

という話をしたら、

「いやいや、大丈夫だよ。
ていうか、一番大変なのは君達でしょ。
あまり無理しすぎないようにね

と言われ、目が潤み、
鼻ツーーーーン状態になる私。笑

もう本当に言葉も出てこなくて、

「何か手伝えることがあれば
気軽に声をかけてれればいいから」

という優しい言葉に「ハイ」と答えるので
精一杯でした(;_;)

電話を切り、当時一緒に勤務してた
超有能な先輩秘書Yさんに
その話をしたら、

「やっぱり、あそこの先生は違うよね〜」

2人で涙ぐむ始末。笑

実はこのK先生の事務所、
この界隈では非常〜に評判のいい
秘書支持率No.1事務所なのでした。

この事務所は本当にいい先生ばかりで
働きやすいと評判なのです…

それに比べてボス弁護士は
退院してきてからも

「やっぱり俺がいないと
周囲は何もできないってよくわかった。
オチオチ休んでられない身は辛いな〜」

と宣うんだから、もう…┐(´д`)┌ヤレヤレ

ちなみに「周囲」というのは
私達事務局だけじゃないからね。

散々助けてくれたK先生も
迷惑かけまくった依頼者も
皆含まれてるんだから呆れ果てるでしょ。

迷惑をかけて「申し訳ない」も
助けてもらって「ありがとう」も無い。

ボス弁護士のああいうとこ、
病院はおろか…

死んでも治らないだろうなぁ〜

という思い出話でした。

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